早朝5時に目が覚める。とい言うかほとんど眠ることができなかった。朝食を適当に済ませ、まずは小手調べに往復5時間の白谷雲水峡へ行くことに。白谷雲水峡とは、もののけ姫の森が見られるところで、絶対に立ち寄りたかった場所だった。
6時頃にスタート地点に到着。駐車場には数組が準備に取りかかっている。自分もリュックに必要な物を詰め込み、カメラ片手に意気揚々とスタートを切ったが、5分もたたないうちに息切れ・・・そうだ、山登りだと言うことを忘れていた。はやる気持ちを抑えて若干ペースダウン。昨日の雨のせいだろう、大量の水がゴウゴウと川を流れている。屋久島は岩盤が多く土が少ない地質のため、大量の水が流れても川の水は濁らない。美しい景色を眺めながら30分ほど歩いたところで、登山者に話しかけてみる。「こんな道のりがまだ続くのですかねエ?」「そうだね。当分、緩やかな道が続くよ」・・・・えっこれで緩やか?登山をなめたらいかんぜよ!!
薄暗い山道を1時間30分ほど歩き続けて、やっと最初の休憩所に到着。Aコープで買ったパンで腹ごしらえをして残りの行程を確認する。あと少しでもののけ姫の森だ!気合いを入れ直して出発。5分ほど歩いたところで一面にコケをむした世界に。感動である、言葉にならない。まさしくもののけ姫の森そのものと言った感じ。静かに耳を澄ますと、確かにカタカタ・・・コダマの音が聞こえた気がする。ひたすら写真を撮りながら歩き続けること30分、どうやら森を抜けたようだ。ここから先は、太鼓岩といって下界を見渡せる花崗岩の大岩に通じている。さらに険しい山道を登らなくてはならないため、もちろんここで引き返すことに。すると目の前をお姉さん二人組が太鼓岩へ向かうではないか。俄然、やる気がわいてきた太鼓岩まで行きますか。
10分後、大後悔・・・一人通るのが精一杯の急な山道をひたすら登る。景色もくそもない道をひたすら登り、やっと太鼓岩にたどり着いたのに霧で下界がまったく見えず。しばし休んで即退散。
山登りを甘く見ていた。靴づれはするし、靴の底が途中で抜けるし・・・気持ちは折れるし。しかし写真や映像では伝わらない、あの美しい景色を体感できたのだから悔いはなし。 |