昨晩は民宿「和楽」にお世話になった。晩はオーナーと晩酌。あてはオーナーが釣った魚、酒は三岳(屋久島の焼酎)。この三岳、とても飲みやすく旨いが、大阪や東京にほとんど流れてしまうため、島ではなかなか手に入らないらしい。悲しい話だ。オーナーの話では、世界遺産に登録されて以来、人や車が増え、屋久島もずいぶんと変わったらしい。
4時30分起床。今日は往復10時間かかる縄文杉に挑戦することに。車で登山口へ向かう途中、昨晩のうちに注文しておいた弁当を受け取る。屋久島では、登山客相手に早朝から営業している弁当屋があるのだ。
5時過ぎ、登山口に到着。駐車場はすでに満車、止めるところがないので仕方なく路上駐車。小雨が降っているため車中で先ほど購入した弁当を食べる。弁当は朝食と昼食のセットになっているが、おかずが朝昼ほとんど同じなのでチョット悲しい・・・。雨は小雨だが天気予報によると昼から晴れ。早く天気が回復することを願い、レインコートを着込み出発進行!!
スタートしてすぐにトロッコ軌道に入る。このトロッコは倒木などを運搬するため週に1回運行しているそうだ。約2時間以上も枕木の上を歩き続けるのだが、枕木の間隔がまちまちで実に歩きにくい。ふらふらしながら30分ほど歩き続けると橋が現れる。この橋、枕木の上に幅50cmほどの板きれが渡してあるだけで、枕木の間から勢いよく流れる川がよく見える。手すりがないので正直びびった・・・しかし、周りの観光客にびびっていることを悟られまいと、何事もないかのように平然と橋を渡りきる。一度も立ち止まらずに一気に・・・。スタートから1時間で、やっと休憩所にたどり着く。人でごった返しているが一人分のベンチがあいていたので小休止。雨は相変わらず小雨が降っている。休憩もほどほどに出発するが、あと1時間以上トロッコ軌道は続く。延々枕木の上を歩いていると映画のスタンドバイミーを思い出した。途中歩くことに飽きてきたので映画のテーマソングを口ずさむが、音痴なため長くは続かない。ふと気が付いたら雨がやんでいた。普段の行いがいいと天気も味方してくれるのだ。レインコートを脱いで、さらに歩き続ける。すると綺麗に整備されたトイレに突き当たる。ここでトロッコ軌道は終了。ここから縄文杉まではトイレがないので、トイレをすまし本格的な山道に入る。
いきなり急な上り坂・・・昨日の靴ずれが少し痛む。20分ほど険しい山道を登るとウィルソン株が現れる。ウィルソン株とは豊臣秀吉の命令で伐採された杉の切り株のこと。その大きさに圧倒されていると、おでこにポツリ・・・雨が降ってきた。急いでレインコートを引っ張り出し先を急ぐ。アップダウンの激しい山道をひたすら歩きつづける。雨はついにドシャ降り状態に・・・途中に大王杉や夫婦杉など名所を通るが、見るのもほどほどに縄文杉へ一目さんに歩き続ける。
ついに縄文杉に到着!!さすが年の功、大迫力の姿で出迎えてくれた。しかし、杉の周りが人工的に整備されていて少し残念。腹が減ったので近くの山小屋でランチをすることに。とりあえず、汗と雨粒で濡れたTシャツを着替え、冷えた弁当を掻き込む。すると目の前にいた御一行さんから温かいみそ汁の差し入れが・・・感謝感激。弁当を平らげると、次の団体客がやって来たので荷物をまとめて早々に下山。後はひたすら同じ行程を降りるだけ。ドシャ降りの中、険しい山道を一人で歩いていると気分はまるでランボー。結局、雨脚が激しすぎて撮影出来なかったが、次回かならずリベンジすることを誓ったのであった。 |